テンカラ釣り ~ 道具を揃えよう
日本で古来より伝わるテンカラ釣り(Tenkara)。日本固有種のヤマメやイワナを釣るのなら、特におすすめしたい釣り方です。
ヤマメやイワナの大きさは、大物で30cm位(降海型を除く)。このような大きさの魚を釣る時に、余計なガイドやリールなどを介すると、引きのダイレクトさが薄れてしまいます。しかし、竿に直結されたラインと、その先に結びつけられた毛鉤だけのテンカラ釣りならば、魚の挙動がダイレクトに伝わります。
私も長らくルアー釣りをしていましたが、今はテンカラ釣りが主になりました。みなさんもぜひテンカラ釣りをしてみてください。
テンカラ釣りについては、メニューの「テンカラ釣り」の中で紹介していますが、こちらでは道具を紹介します。
テンカラ竿
テンカラ釣りの道具で一番大事なのは、テンカラ竿です。テンカラ釣りは、竿のしなりとラインの重さだけで毛鉤をポイントまで運ぶので、ラインの動きを制御できる専用の竿を使いたいところです。
そのテンカラ竿の価格相場は1万円以上ですが、私的には安くても良いと思います。それは、1万円以上の竿があっけなく折れてしまったりする(ショックがでかい)反面、安い竿がねばり強くてお買い得ということが今までの経験であるからです。
魚釣三昧 三代目 てんから兄弟 3.3m
一番最初に買った安いテンカラ竿は信じられない折れ方をしたのですが、次に安く購入した「二代目 てんから兄弟」は、私のメインロッドとして活躍しています。そして、三代目となる「三代目 てんから兄弟」が登場しました。
この価格でも、1万円以上の竿と違いをそれほど感じません。初めて購入する人におすすめのテンカラ竿です。
安い、軽い、取り回しよし。と三拍子揃った逸品です!今日(11/22:秋川水系)試し釣りに行ってきましたが、取り回しの良さは抜群。軽さは一流(Dイワ、Sマノ)以上のものでした。
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パッケージには、〇んから兄弟らしき人物が。。。。(汗)若い人は分からないかな。でも、製品は良いものですから、ぜひ使ってみてください
魚釣三昧 二代目てんから源
源流向けの「てんから源」ですが、Amazonから消えてしまって残念と思っていたら、二代目として帰ってきました。源流の障害物が多い釣り場では、3.0m以下のてんから源が最適です。
先代に引き続き、二代目も評判が上々です。
この竿をメインに、同してんから源240をサブに使ってます。クセもなくよくしなり、大きめの魚にも対応する良い竿です。
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ダイワ テンカラ RT
安い竿は品質が心配(個体差が大きいようです)という方は、ダイワの入門用テンカラ竿が良いでしょう。このテンカラRTは、メーカー品でありながら、1万円を下回っています(投稿時)。仕舞寸法が41cmなのも、源流での釣りでは重宝します。初心者からベテランまでおすすめのテンカラ竿です。
予備竿で購入しました。この仕舞寸法は魅力ですね。それだけを求めて購入しので、大満足です。
竿の仕上げは、なんとなくいまどき風?笑。ですね。和竿の雰囲気は一切ありませんが、これはこれでまたスタイリッシュな印象を受けました。
宇崎日新 プロスペック テンカラ 7:3
テンカラ竿のメーカーで真っ先に思い浮かべるのは宇崎日新でしょう。宇崎日新のテンカラ竿は種類がとても多いので、自分に合った竿を選べます。
紹介の商品は、宇崎日新の中ではお手頃で、宇崎日新最初の竿としておすすめです。私は7:3を使いますが、自分に合った調子の竿を選ぶと良いでしょう。
フロロカーボン100%のライン
テンカラ釣りはラインの重さで毛鉤をキャストするので、渓流の餌釣りで使うようなナイロン糸では上手にキャストできません。
通常は、テンカラ釣り専用のラインを使います。昔は「寄り糸」で作られていましたが、今はフロロカーボンのレベルラインが使われます。これは数十メートルの長さで売られていることが多いです。
しかし、フロロカーボンの糸であれば、海釣り用の方がお得です。同じ値段で10倍ほど長いラインを手に入れられます。もちろん用途は違うのですが、海釣り用でもキャストはできるので、私は海用を使っています。
テンカラ釣り専用のラインが欲しい方は、こちらのような製品が良いでしょう。ラインに色が付いて視認しやすいです。
個人的に3.5号を使ってみましたが、確かに視認性は良いですが、海釣り用のラインとの明確な差は感じられません。それと私の場合、ラインの位置を確認するよりも毛鉤の位置を目で追うため、ラインは透明色でも構わないというのが感想です。
テンカラ用の毛鉤
テンカラ釣りでは、毛鉤を自作することが基本です。しかしながら、毛鉤がうまく作れるようになる前に釣りをしたい場合もあるでしょう。そこで、完成品の毛鉤を用意してみました。
紹介の毛鉤は、ダイワの製品なので安心です。4本の毛鉤が入っていて1回の釣行であれば十分ですが、ルアーとは違って毛鉤は使用すると劣化するので、自作しないとお金が掛かりすぎます。ぜひ、毛鉤の自作をマスターしましょう。
お買い得なセット商品
ダイワからテンカラキットが出ています。竿とライン、毛鉤がセットになっていますから、買ってすぐに釣りができます。釣り初心者におすすめです。
なんと、魚釣三昧からもテンカラセットが出ました。てんから源3.0mと必要なアイテムがセットになっています。
代表的なテンカラ竿メーカー、宇崎日新からもテンカラセットが出ています。
テンカラ釣りにチャレンジしよう!
写真の川では、エゾイワナとヤマメが釣れます。これ位の川であれば、3.3mのテンカラ竿でちょうど良いです。もちろん北海道なので、遊漁券などは必要なく自由に釣りができます。ぜひ北海道に来て、ネイティブトラウトを釣ってください。
そして、ぜひテンカラ釣りにチャレンジしてください。