手短かに夜を過ごす ~ 一人キャンプに必要なアイテム紹介
最近は一人キャンプが流行っています。焚き火を見ながら時間を過ごしたり、野外でないとできない料理を作って楽しむ人が増えているのです。
それも楽しい過ごし方ですが、次の日の行動のために寝るだけで十分という人もいらっしゃるでしょう。今回はそのような手短かに夜を過ごしたい人のためのアイテムを紹介します。
※2024年リライト
テント
一人の場合は、できるだけ設営が楽なテントが良いでしょう。テントによっては、複雑な組み立てが必要で、一人では難儀する場合があります。また、雨の中の設営は、少しでも早く組み立てを終了したいです。
しかし、簡単だからと言って、ワンタッチテントはあまりおすすめできません。それは、ワンタッチテントは重くてコンパクトにならない上、壊れやすいという欠点があるからです。
私的に一番なのは、シンプルな構造を持つ吊り下げ式のテントです。吊り下げ式は、ポール(テントフレーム)を組み立てて、テント生地に付くフックをポールに引っ掛けるだけでテントを自立させることができます。
出典:Amazon
テントに付いたガイドにポールを通す方式もありますが、ポールの継ぎ目に布地が挟まる場合があり、急いでいる時に手間取ったりするので、過酷な使用条件でなければ吊り下げ式が良いと思います。
また、メーカー品の選択が安心ですが、1万円を切っても良い製品があります。紹介の商品は、テントとフライシートの二重式で、価格の割に良くできた造りだと思います。登山には少し不十分ですが、キャンプサイトでの使用では問題ないでしょう。
寝袋
寝袋は、メーカー品で質の良いものをおすすめします。それは、夜が寒いと眠れないからです。そうなろと、朝までの時間がとても長くて、楽しいはずの旅行が苦行になってしまいます。
日本メーカーであれば、モンベル、イスカ、ナンガがおすすめです。紹介の商品はナンガの製品で、生地とダウンは日本製です。春、夏、秋に適した3シーズンシュラフで、冬キャンプをしないのであれば十分でしょう。
シングルバーナー
私はキャンプであまり料理をしません。それは、あくまでも次の日がメインなので、食事は手短かに終わらせたいからです。たいていは、キャンプ地近くにある食堂で食事を済ませます。
しかし、コーヒーや暖かいスープを飲みたい時もあるので、シングルストーブは持って行きます。シングルストーブは、アウトドア行動時と兼用になる製品がおすすめです。
巷には安いシングルバーナーが多く売られていますが、ガスは危険を伴うのでメーカー品の方が良いと思います。私も、廉価品を購入した時、ガス漏れでひどい目に遭いました。そこで、私はEPIガスを応援しているので、EPI REVO-3700ストーブを推します。
REVO-3700ストーブは、非常にコンパクトで火が消えにくい優れたストーブです。また、折りたたみ式でありながら安定しており、軽くてコンパクトなので登山で持ち歩いても苦になりません。
イギリス生まれのEPIですが、今は日本の会社になり日本で生産されています。近年はちょっと元気がないので応援しましょう。
ゴトクが大型で安定していて、鍋を置いても安心感がある。なのにコンパクトにたためる。強い火力、かつトロ火も可能。調理もしやすい。着火装置も信頼性が高い。値段がちょっと高いが、万能であり、長く使える。
LEDランタン
照明を手短かに済ませるために、ランタンはLED方式がおすすめです。それはメンテナンスの手間がなく、電池切れさえ気を付ければ良いからです。
そして一人の場合なら、安い製品でもそれなりに活躍してくれます。選ぶ時は、それほど気にせず、予算に応じて購入すると良いでしょう。私は景品でもらったランタンも結構使っています。
しかし、やっぱり信頼のおけるLEDランタンが欲しい人もいらっしゃると思います。その場合は、日本メーカーのジェントスのLEDランタンがおすすめです。価格は少し高めですが、品質の高さから人気がとても高いです。
紹介の商品は、コンパクトで一人用として最適な製品で、白色や昼白色、暖色の3色が使えるので、場面ごとに適した照明ができます。災害時にも心強いでしょう。
ケトル
料理はしないと言っても、コーヒーは飲みたいし、カップ麺くらいは作りたい時もあります。そこで、お湯を沸かすだけの「ケトル」が便利です。確かにコッヘルでも代用できますが、お湯を注ぐ機能はケトルが優れています。
ケトルはデザインも大事なポイントなので、自分に合ったものを選びましょう。
メスティン
一人キャンプを手短かに済ませたい場合でも、ちょっと料理をしてみたい時もあるでしょう。そんな時におすすめなのが、万能調理なべとして大人気のメスティン。メスティンは、ご飯も炊けるし、鍋にもなるし、蒸し器にもなるし、フライパン代わりにもなります。
また、メスティンにちょうど良い固形燃料のストーブが数多く発売されています。そして、固形燃料の燃焼時間に合わせた料理のレシピがたくさん出ていて、料理音痴でもおいしい料理ができます。コッヘルで十分と思っていた人も、メスティンを使ってみてはいかがでしょうか。
必要な機能を見極めて道具を揃えよう
アウトドアの道具は、総じて価格が高いです。そのため、ブランド重視で全てを揃えると、お金が掛かります。
しかし、機能だけで見れば、十分に要件を満たす安い道具があるものです。安くて品質が悪いものは駄目ですが、自分の欲しい機能を満たす安い道具も使うことが賢い選び方だと思います。
ここで紹介する商品は、随時追加、入れ替えを行います。ぜひ、お気に入りの商品を見つけて活用してください。