一番簡単なテンカラ毛鉤の巻き方をご紹介!

2021年7月13日

毛鉤にはいろいろな巻き方がありますが、特にフライフィッシング(fly-fishing)用の毛鉤の巻き方を見ると、自分には無理!って人も多いかと思います。しかし、テンカラ(Tenkara)釣り用の毛鉤なら、それほど難しくありません。

今回は、恐らく一番簡単と思われる毛鉤の巻き方をご紹介します。こんな簡単な毛鉤でも、魚影さえ濃ければ十分釣れると思います。

それでは、ご紹介しましょう。

ハックルの選択

まず、ハックルを選びます。画像のように、羽先が細長いものが良いでしょう。幅が広いは、巻くと大きな毛鉤になります。今回は#10を使いますが、画像よりも大きいを使うと、バランスが悪くなります。大物を狙うなら別ですが、画像程度のが良いでしょう。

今回のは、以下の製品を使っています。

先端4~5cmくらいを利用します(羽の種類により変わります)。切り取ったら、根本の毛を取っておきましょうで固定する部分になります。

これで、の準備は終了です。

鉤を用意する

次に、を準備します。今回は以下のを使いました。

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鉤にビーズ玉を通しました。これは100均で購入したものです。別になくても構いませんが、シンプルな毛鉤のアクセントに良いでしょう。

鉤をバイスに固定する

バイスに固定します。

糸を巻く

それでは、を巻いていきましょう。ボビンホルダーを使って巻きます。

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ティムコ(TIEMCO)
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これは動画でないと説明が難しいですが、を回し掛けてから先端へ続くを巻きこみながら、を巻いていきます。あまり針先へ巻き過ぎると、釣れた時にバレやすくなりますから、適当な場所で止めます。

余った先端のは切ります。そして切り口をで巻いて閉じます。これで最初の巻きは終了です。

羽を取り付ける

に取り付けます。ここでの向く方向ですが、先端をへ向ける場合と、根本へ向ける方法があります。今回は簡単なの先へ向ける方法を採用します。

の根本に合わせてから、で括り付けます。

羽を鉤に巻く

まず、糸を羽の巻き終わりの位置まで移動しておきましょう。

の先をハックルプライヤーで挟みます。そして、ハックルプライヤーを通して、の周りで回転させます。するとに巻き付いて、円形に広がります。これ、初めてやった時は感動します

適当な場所で、巻くのをやめます。巻いたの最後の部分にを巻き付けて、ハックルプライヤーを外してもほどけないようにします。そして、余ったハサミで切り落とします。わざと残した方が、魅力的な毛鉤になる時もあります。好みで処理してください。

この後、適当にを巻きつけます。ほんとうは違うアイテム(マテリアル)を巻き付けることが多いのですが、今回はボリュームを増やして終わらせます。

糸を縛り、接着剤で固定する

を縛ります。その縛り方ですが、私は単純に輪を作ってを通して縛っています。これではほどけますが、次の瞬間接着剤で固定するので、構わないです。を縛る専用のアイテムもあるので、そちらを使っても良いでしょう。

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リバーピーク(river peak)
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フィップフィニッシャーは、針金で作れます。

を切ったら、瞬間接着剤で固めます。これで乾いたら完成です。

毛鉤を作って釣りに行こう!

テンカラ釣りの場合、使用する毛鉤2~3種類もあれば足りると言われています。一方、フライフィッシングでは、釣れたの内容物を調べて、使用する毛鉤を選ぶという念の入りようです。

私の経験では、あまり毛鉤の違いに釣果が左右されるとは思いません。しかし、まったく違いが出ないかというと、そうとも言い切れません。やはり、私の一番釣れる毛鉤はこれだ!というのがあります。今回紹介した毛鉤は、水中での見え方がイマイチだと思っています。

私としては、毛鉤の種類というよりは、羽の種類が少し影響あるかなと思います。これは条件によって違ってくると思うので、みなさんもいろいろ試してみてください。

それでは、みなさんもぜひ毛鉤を作って、釣りに出掛けてください。