ハックルの利用について ~ 一つの羽から二つの毛鉤を作る

毛鉤を作る時に使うハックル(鳥の羽)ですが、通常は鳥の形が残ったケールという形で売られています。

しかし、鳥の形が残るケールでの購入は気が引けます(ヘタレすぎ)。それに価格も結構高いです。そのため、私は小分けにしたハックルを購入することが多いです。

このような小分けのハックルですが、大きさが合わないものもあり、すぐになくなってしまうのが難点です。

そこで、一つの羽を有効活用したいですが、羽の先端以外は、なかなかうまく利用できていません。現状は、一つの羽から二つの毛鉤を作成しています。それをご紹介します。

1本のハックルです。これを以下のように分割します。

先端と、その次、残りという3つに分割します。

先端は通常巻き用に使っていて、ほぼ思い通りに巻くことができます。

その次の中間のハックルですが、先端と末端の毛の長さに違いが少なく、且つ幅が広いので、通常巻きではうまく使えません。そこで、逆さ毛鉤の作成に使っています。逆さ毛鉤なら、それほど問題なく作成できます。

残りは今のところ使い道がありません。毛玉の毛鉤などに使えないか、考え中です。

出来上がりが上の画像です。今回は1本のハックルを有効利用しようという話でしたが、釣りに行く回数がよほど多くない限り、そこまで考えなくても良い気がします。今回の記事が何かの役に立てればさいわいです。