EOS RP登場 ~ 軽量でコンパクトなフルサイズミラーレス一眼カメラ

2019年2月20日

 


出典:キヤノン公式

キヤノン(Canon)から、2台目のフルサイズミラーレス一眼カメラが登場しました。それがEOS RPで、フルサイズ中級機として登場したEOS Rよりもさらに安いフルサイズ入門機です。

EOS RPの方が私的にはお気に入りです。それは、ミラーレスでも撮像素子がフルサイズになるとカメラサイズが大型化して重くなってしまいがちですが、EOS RPでは軽量コンパクトに仕上がっているからです。

これは、EFマウントコンバーターがセットになった商品です。今まで持っているEFレンズを使うことが多いと思うので、お得なセットでしょう。

コンデジのように軽いのが気に入って、手軽に市街地のあちこちを撮って歩いています。
また、RF35MACROでのEOS RPの写りも期待通りであり、これから永く愛用したいと思っております。

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重量での比較

キヤノンの主なデジタル一眼カメラの重量を比較してみます。(バッテリーなど込み)

EOS RP (フルサイズミラーレス) 485g
EOS kiss X9 (APS-C一眼レフ) 453g
EOS 6D Mark II (フルサイズ一眼レフ) 765g
EOS kiss M (APS-Cミラーレス) 390g

このように、EOS RPはフルサイズでありながら一眼レフの入門機であるEOS kiss X9並みの軽さを実現しています。そして、EOS RPと同クラスの一眼レフ機であるEOS 6Dよりも軽いことが分かります。さすがにミラーレスのAPS-C機であるEOS Kiss Mには及びませんが、フルサイズで軽量コンパクトを実現させたことは大きな魅力です。

レンズの品揃えはまだまだ


出典:キヤノン公式

このようにカメラ本体が軽量コンパクトを実現しているにもかかわらず、レンズの方は大きくて重い製品が多いです。確かに、今までの同レベルのEFレンズよりも軽量でコンパクトに仕上がっているのですが、高級レンズが先行していて、普及帯がまだまだです。

EFレンズにはパンケーキレンズがあり、一眼レフの大きくて重い問題を大きく解消しています。せっかくEOS RPが軽量コンパクトを実現したのですから、パンケーキレンズもぜひ製品化してもらいたいです。

RFマウント専用の35㎜マクロは、価格もリーズナブルでF1.8と明るいレンズです。最大撮影倍率が0.5倍ですが、焦点距離が35mmでスナップ用途にも適しているので、常用レンズとしておすすめです。

初のrfレンズです。
ハーフマクロも初めてですが
レンズ先 数センチまで寄れるし小さく軽いので
小物を撮ったり、スナップ撮影にはもってこいの
レンズです。

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価格

EOS RPが10万円台の価格を実現したため、フルサイズミラーレスがぐっと身近になりました。しかし、レンズと合わせると20万以上もする高価な買い物になります。プロやハイアマチュアの人ならともかく、一般のアマチュアカメラマンには、費用対効果が高いかは疑問が残ります。

EOS kissのダブルズームキットであれば10万円を下回るのですから、一般の人であれば、ダブルズームキットの方が幸せになれるでしょう。

EOS 6Dの主なターゲットであるハイアマチュアにおすすめ

EOS RPは、EOS 6Dのターゲットであるハイアマチュアのカメラマンに絶好のミラーレスカメラでしょう。今後のことを考えれば、EOS RPの方がおすすめです。

デジタルカメラの市場が縮小し、伸びしろのある分野はミラーレス一眼カメラに限られてきます。そして競争の激化により、フルサイズミラーレスが主流になる時代がやってくるのではないでしょうか。

EOS RPがこれだけコンパクトにできるのなら、APS-Cでなくてもフルサイズで入門機が登場してくるような予感がしました。

今後の展開に注目です。