SIGMA fp ~ 最小フルサイズミラーレス一眼カメラはアウトドアに最適?

2020年8月26日

出典:SIGMA 公式

交換レンズメーカーとして有名なシグマ(SIGMA)から、フルサイズのセンサーを持つ小型ミラーレス一眼カメラ「fp」が登場しました。いつもユニークな一眼カメラを発売するシグマですが、今回も他カメラメーカーとは一線を画するカメラを出してきました。

SIGMA fpの仕様

SIGMA fpの主な仕様を表にしてみました。今回は比較に適したカメラがないため、SIGMA fpのみの表になりました。

マウント Lマウント
センサー 35mmフルサイズ
画素数 約2,460万画素
手ぶれ補正 なし ※電子式はあり
EVF なし
液晶モニター 3.15型 約210万ドット
フォーカス 49点
シャッター速度 30秒~1/8,000秒
ISO感度 100~25600
動画 CinemaDNG 12bit
3,840×2,160(UHD 4K)
23.98p 他
サイズ 112.6(W) × 69.9(H) × 45.3(D)mm
重さ 422g (電池とカードを含む)

とにかく小さいことが特徴です。APS-Cやマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラでも、ここまで小さい機種は少ない(ない?)です。ここまでコンパクトに仕上げると発熱が心配ですが、アルミの筐体に加えてヒートシンクまで組み込んで冷却することで解決しています。

また機能的な特徴では、このサイズでRAW形式を用いた動画が撮れてしまいます。映画の録画形式で使われる「CinemaDNG 12bit 23.98p」がサポートされていることから、自主制作映画を撮るなどの用途で注目されているようです。

しかし、私はアウトドア分野の写真を撮るためにカメラを使うことが多く、特に野花の撮影をメインとしています。野花撮影でSIGMA fpは適しているのでしょうか。

野花撮影でSIGMA fpは使いやすい?

出典:SIGMA 公式

優れているところと、少し残念なところを挙げてみました。

優れているところ

    • とにかくコンパクトで、ザックに入れて持ち歩くのに便利
    • 防塵・防滴であり、アルミボディで軽量・堅牢
    • Cinemagraph機能で花をGIFアニメーションで撮れたら楽しそう

アウトドアでカメラを持ち歩きする時は、カメラが邪魔になったり負担にならないことが大事です。SIGNA fpは、ミラーレス一眼トップクラスの軽量コンパクトを実現しており、持ち歩きしやすいカメラと言えます。

少し残念なところ

    • 液晶モニタがチルトやバリアングルでない
    • レンズにコンパクト製品がない

野花の写真を撮る場合は、液晶モニタの角度を変更できないと、地面に寝そべりながら撮る必要があって大変です。軽量化を極めたSIGMA fpですから仕方がないこととも言えるのですが、やっぱり液晶モニタは可動式が良いです。

また現時点では、小型な本体を生かせるレンズがありません。やっぱりパンケーキレンズが欲しいです。パンケーキレンズがあれば、フルサイズのスナップシューター機として大活躍できるでしょう。

今後の展開に期待

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裏面照射型CMOS採用で2460万画素、完全電子シャッター、ライカLマウント採用。特徴はその容姿とコンパクトさ、そして優れた画質とCinemaDNGでの動画記録と言えるだろう。

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SIGMA fpは、小さいことだけでもアウトドアで持ち歩きたいカメラです。突然の雨でザックにカメラをしまう時、カメラがいかに体積を占有しているかを実感します。それがSIGMA fpであれば、フルサイズにも関わらず少しのスペースで済むので大きな魅力があります。

液晶モニタが可動式というのは製品の本質から外れることかもしれないので良いとして、レンズにコンパクトな製品が出てきて欲しいですね。SIGMA fpはLマウントなので、シグマ以外から発売されることも期待されます。

レンズの性能を向上させると大きくて重くなります。それを回避するには、スマートフォンのように複眼にするなど、既存の概念を破る必要があるのではと思いました。でも合成量が増えるのは個人的に嫌なことでもあるし、難しいところです。