動物瞳AFに対応予定のα6400は鳥撮影に最適?
出典:SONY(ソニー) 公式 α6400
私が冬の森を散策する時は、主に300mm望遠レンズを付けたカメラを持って歩きます。冬は鳥の撮影に絶好の時期で、冬毛で身をまとった鳥はとてもかわいらしいです。
しかし、鳥の撮影は難しいです。特に小さな鳥はじっとしていることが少ないため、ピントが合わない写真を量産してしまいます。そして、ピントが合っているようでも目のピントが甘いことが多くて、失敗写真になってしまいます。
そんな中、SONYのミラーレス一眼で、リアルタイムの動物の瞳AFに対応するというアナウンスがありました。そうなれば、私のようなハイが付かないアマチュアでも、ピントが合った写真が撮れるかもしれません。どこまで有効なのかが現時点では分かりませんが、期待が大きいです。
今のところ、フクロウのような目が大きい鳥には対応できるようです。でも、これから挙げる鳥や動物には対応できるでしょうか。(してほしい)
※2019年6月13日にファームウェア2.0が公開されました
投稿から半年後の6月13日に、動物のリアルタイムAFに対応したファームウェア2.0が公開されました。さすがに万能という訳ではないようで、動物と人との混在した瞳AFができない他、動物の種類や複数の動物がいる場合、そしてあちこち動き回る被写体もできないようです。SONY公式サイトを見てみましたが、鳥の場合は難しそうです。
シジュウカラやシマエナガなどの小鳥に瞳AFが対応するか
冬の小鳥で一番人気と言えば、シマエナガでしょう。その愛くるしい顔は、誰もが虜になってしまいます。しかし、じっとしていない鳥で、撮影がほんとに難しいです。目も小さいので、瞳AFは難しいでしょうか。
そして、シジュウカラも写しづらい鳥です。それは、目の周りが黒い毛なので、目が黒で沈んでしまいがちなのです。こちらもじっとしていないので、瞳AFが対応すれば、ほんと助かります。
アカゲラなどのキツツキに瞳AFが対応するか
どんな状況でも姿を現してくれるアカゲラ(写真はオオアカゲラ)は、鳥の撮影の練習にもってこいの鳥です。それほど素早く移動するわけでもないので、比較的写しやすいです。しかし、ドラミングする時は動作が早く、ピント合わせは難しいです。数を打ってどれかという感じです。
ドラミング時の瞳AFは難しいでしょうか。
エゾフクロウなどのフクロウに瞳AFが対応するか
まだ公式に発表になっていませんが、フクロウは対象になりそうです。エゾフクロウは夜行性なので、日中はほとんど動きません。目を開けたり閉めたりや、たまに向きを変える動作くらいです。
エゾフクロウは瞳AFを使わずとも、マニュアルフォーカスでも写せるので恩恵は少なそうです。
ナキウサギに瞳AFは対応するか
個人的に瞳AFを使いたい一番の動物が、ナキウサギです。ナキウサギは日向ぼっこをするときも多いので写しやすいですが、動き回ってるときは目が小さいのでピンを合わせるのが難しいです。そんな時に瞳AFが使えると良いですね。
私も年を取って、ピントの確認が難しくなっています。その手助けに瞳AFが担ってくれれば、ほんと助かります。
SONY α6400
α6400は、撮像素子がAPS-Cサイズのミラーレス一眼です。AF速度が世界最速の0.02秒と、恐ろしく早いです。もうスペックに関しては、キヤノンもニコンもSONYには追い付けないんじゃないでしょうか。
最近はフルサイズミラーレスに注目が集まっていますが、フルサイズのためカメラ本体が大きくなっています。私的には、APS-Cサイズで良いので軽量小型のミラーレスが欲しいです。その点においてもα6400は期待です。
軽いだけだなくファインダーの出っ張りがなくて携行し易い
被写体見つけたら即写
スマホとは違って大きく風景を切り取ったり
人物を追いかけて撮ったりがし易いです
鳥撮影に適したレンズは?
α6400本体がコンパクトなのでレンズもコンパクトとしたいところですが、鳥撮影となるとフルサイズ換算で300㎜の焦点距離は欲しいところです。
予算が許せば、SEL70300Gがおすすめです。とにかく描写力が素晴らしいです。気持ちが良いほどキリッと写ります。しかし、価格が高いだけでなく、サイズが大きくて重いことがネックです。α6400に装着するとレンズの大きさが目立ってしまい、バランスが良いとは言えないです。それでも、1度購入すれば一生付き合える優れたレンズですから、鳥撮影をメインの趣味として続けていくのなら良い選択でしょう。
価格もほどほどでα6400本体とのバランスを考えると、タムロンの「B011-I」が良いでしょう。最大200mmの焦点距離ですが、フルサイズ換算で300mmになるのでギリギリですが鳥撮影ができるでしょう。また、焦点距離が18mmからなので、これ1本であらゆる撮影が済んでしまうことも多いでしょう。
これより安い望遠レンズもあるのですが、暗いです。最低でも「B011-I」クラスのレンズを選びたいところです。
とても期待の大きい動物瞳AF
動物瞳AFが実現されれば、アマチュアカメラマンでもハイアマチュア以上でしか写せなかった写真が撮れるようになるでしょう。私はキヤノンユーザーなので、すぐにはαには手を出しませんが、ミラーレス一眼ではSONYが主役になりそうなので、状況によってはαも検討したいと思います。