電子工作を始める時に読みたい本 ~ 電子部品を扱う店もご紹介

2019年1月29日

最近の電子工作はマイコンと組み合わせことが多くなりましたが、ちょっと前まではアナログ回路の電子工作が主流でした。そして、良く作られる作品がラジオです。ラジオは作った後も実用性が高く、市販品にはない自分好みのラジオを作れておすすめです。

しかし、電子回路を自分で設計することは難しいです。そのため、用意された電子回路図をもとに作るのですが、それでは自分の要求した機能を必ずしも実現できるわけではありません。また機能は十分でも、組み立てた喜びはありますが、どうしてラジオとして鳴るのかは理解できません。

そこで全部とは言わずとも、どのようなことをやっているのかを理解することが大事でしょう。そうすれば、釈然としない部分も少なくなりますし、自分なりの改造も可能になります。

それでは、私が昔に愛読した本を紹介します。

ラジオ&ワイヤレス回路の設計・製作

出版から時間が経っていますが、ラジオを中心とした作り方とその仕組みが詳しく紹介されています。ゲルマニウムラジオのような超シンプルなラジオでも、使うコイルの容量をどうやって決めているのかなど、それぞれの部品の使われる意味が分かります。

また、ラジオと言っても、電池の要らないゲルマニウムラジオからストレート式ラジオ、スーパーヘテロダイン式ラジオなど、さまざまな種類のラジオがあります。それらのラジオの利点と欠点も良く分かります。それぞれのラジオを作ってみるのも楽しいです。

特にゲルマニウムラジオは、電池がいらないため、深夜のラジオ放送を聴く際に今でも役立っています。

実際に作ってみると、完璧にできたようでも不具合が出るものです。それは、電子部品同士が干渉して不具合を引き起こすからです。

部品の高さやお互いの距離など、さまざまな要因で不具合が起こります。アナログ回路は、そのような不具合が起きないように作らなければならず、それは経験によって身に着きました。アナログの時代に日本の電気製品が強かったのは、アナログ回路を作る職人が活躍していたからだと思います。

電子部品はどうやって手に入れる?

本に載っている電子部品を揃えることは容易ではありません。キットとして売られているわけではないので、部品は自分で揃えるしかないのです。

電子部品を1個ずつ指定で購入できる店は少ないです。特にネットですべて揃えるのであれば、サトー電気さんのオンラインショップでしょう。

サトー電気:http://www.maroon.dti.ne.jp/satodenki/

すべては揃いませんが、購入のしやすさでは、秋月電子さんです。

秋月電子:http://akizukidenshi.com/catalog/

その他、以下のサイトがおすすめです。

共立エレショップ:http://eleshop.jp/shop/default.aspx
若松通商:https://wakamatsu.co.jp/biz/user_data/index.php
せんごくネット通販:https://www.sengoku.co.jp/
マルツオンライン:https://www.marutsu.co.jp/
部品屋ドットコム:http://www.buhinya.com/index.html

スイッチサイエンス:https://www.switch-science.com/
aitendo:https://www.aitendo.com/