OLYMPUS PEN-F ~ デザインでは個人的に一番好き
出典:オリンパス公式
撮像素子がフルサイズのミラーレス一眼カメラが話題になっていますが、普段持ち歩けるかというと大きくて重いので無理です。もし持ち歩くとしたら、1インチの撮像素子を持つ高級コンデジが候補ですが、もうちょっと性能の良いカメラを使いたい場合も多いのではないでしょうか。
そこで、撮像素子が小さいレンジファインダー型のミラーレス一眼が良いでしょう。これらは小さいだけに、大きいレンズとの組み合わせでは不釣り合いですが、小さいレンズを使うサブのカメラとしては十分魅力的です。
そして選ぶ時はデザインも重視したいです。それは普段持ち歩くだけに、身こなしの一つのアイテムであるからです。
私的に一番気に入っているのが、オリンパスの「OLYMPUS PEN-F」です。OLYMPUS PENはフィルム時代にハーフサイズで人気を博したカメラです。それが現代でデジタルカメラとして蘇っています。
※2019年6月現在、新品での購入が難しくなりつつあります。販売価格には十分注意してください。
撮像素子はマイクロフォーサーズで、1インチよりも少し大きい程度です。そのためAPS-C機よりも画質で不利な点もありますが、その小ささを生かしてコンパクトなカメラに仕上がっています。
マイクロフォーサーズはフルサイズの半分の撮像素子なので、レンズも焦点距離がフルサイズの2倍になり、コンパクトで済みます。さすがに望遠では大きくなりますが、ボディ内手振れ補正もあるので小さくて暗いレンズでも良いでしょう。
そしてEVFが付いています。OLYMPUS PENの他の機種は、背後の液晶モニターで映像を確認しますが、やはり良い写真を撮る時は、EVFがおすすめです。
価格は、ボディのみで10万円前後と少し高いです。OLYMPUS PENは、他のミラーレス機よりも安いことでシェアを伸ばしていますが、PEN-Fに限っては高価です。しかし、デザインの壺に嵌ったら、他に替わるものがありません。
ある意味、デジタルカメラは既に完成していると言えるので、デザインだけで選ぶというのもありではないでしょうか。