山で使うGPS腕時計について考えてみる

2018年12月9日

登山で高度確認は重要


出典:Garmin

登山において、高度の確認は良く行います。その確認では現在の高度も大事なのですが、休憩後からどれだけ登ったかを確認することも大事です。

このような高度を確認する場合は、高度計が付いている腕時計が便利です。他のギアでは、いちいち取り出さなければならず面倒です。

私はプロトレックの電波ソーラーを使っています。購入してから電池交換や時計合わせを行わず使えているので重宝しています。

でも、できればGPS機能も付いていれば、現在位置やログも取れて便利だなあと思います。そこで、Garminの最新のGPSを見てみました。

Garmin Instinctを検討してみる

Garmin社から腕時計型GPSはいろいろ出ています。でも、登山用途の製品に絞ると、Instinctがコストパフォーマンスに優れていておすすめです。

Instinctは、アメリカ国防総省MIL規格の「MIL-STD-810G」に準拠した耐久性の高いGPS腕時計です。そこで、良いところと悪いところを調べてみました。

良いところ

  • GPSの測位だけでなく、気圧センサーも付いていて正確な高度が分かる
  • GPSは、日本のみちびきや、EUのGalileoにも対応している
  • 光学式の心拍数計が付いている
  • Wear OSではないが、リンク機能に優れて行動ログをアップできる

などがあります。私には心拍数計が魅力です。私は不整脈持ちで、心拍数が高い状態が続くと誘発しやすいので、これから山歩きをする際は必須にしたいからです。

良くないところ

  • GPSモードの最長駆動時間は14時間に過ぎない
  • 充電は専用の充電ケーブルを使ったUSB給電が必要
  • やっぱりWear OSであればアプリがいろいろ使えて便利だと思う

GPSモードの駆動時間の短さがやっぱりネックです。ハンディ型も若干長いだけですが、単三電池で動くので交換が容易です。モバイルバッテリーでの充電は時間が掛かりますし、モバイルバッテリー自体の重量も重いので負担になります。

感想

無理とは分かっていても、太陽光発電でGPS駆動してくれるようなGPS腕時計が欲しいですね。それに内蔵されているリチウムイオン電池は劣化します。肝心な時にバッテリー切れでは困るのです。

でも、心拍数が取得できたり、分析データが取得できるところは魅力です。日帰り登山で危険度が低いのであれば、腕時計型GPSもありなのかなと思いました。