Garmin登山用GPS 2025

2025年2月18日

昔、登山には欠かせなかったハンディGPSですが、今やすっかり影をひそめてしまいました。そこで、2025年現在購入できる、Garminの代表的な登山用GPSをピックアップしてみました。

Instinct 3 AMOLED

出典:Amazon

Garmin の登山用スマートウォッチを担うInstinctシリーズですが、新しくInstinct 3シリーズが登場しました。そして、ついにAMOLEDディスプレイ(有機EL)を搭載してフルカラー表示ができる「Instinct 3 AMOLED」が登場しました。やっぱりスマートウォッチである以上、フルカラーで画面を見たいという要望が大きかったのでしょう。

しかしながら、バッテリーの問題を考慮すると従来のモノクロ液晶であるDual Powerに軍配が上がります。そのため、AMOLEDディスプレイとDual Power の2系統が用意されました。

スペック上で気を付けたい点は、地図の表示ができないことでしょうか。そして、Garminのスマートウォッチは独自仕様のOSを使用しているので、YAMAPやヤマレコなどのアプリケーションを利用できないことに注意が必要です。

eTrex Solar

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eTrex Solarは、ベーシックなeTrexにソーラー充電機能が備わった最新のeTrexです。バッテリーをフル充電した状態でソーラー発電と合わせて運用すれば、通常の登山であればバッテリー切れを起こすことはないでしょう。

しかしながら、乾電池式であれば交換すれば良いので、そちらが良い人のためにeTrex SEがあります。

eTrex 22x / 32x

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地図表示ができるeTrex 22x / 32x シリーズも、もうすぐ手に入らなくなりそうです。eTrex SE / Solar の筐体で新製品が出て欲しいです。

GPSMAP67 / GPAMAP67 i

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頑丈で地図が表示できる登山用ハンディGPSとして長らく君臨してきたGPSMAPも、現状維持といった感じです。ほんとに過酷な現場で使われるGPSとして、今後も残っていくでしょうか。

Foretrex 801

スマートウォッチが出る前のリスト装着型GPSだったForetrexですが、新製品が出ました。モノクロの大画面で見やすいこともありますが、乾電池で動作するところが最大の魅力です。単四電池2本で動作するので、予備を多く持っていけば電池切れの心配がありません。

スペックは従来と大して変わりありませんが、Garmin Connectは使えるのでデータのやりとりは簡単です。やっぱり地図が欲しいですね。昔のようなやり方で地図を作ってアップロードができたら楽しいのですが。

あと、リストに装着する携帯GPSなので、心拍数計測がありません。今や、活動時にスマートウォッチによる心拍数や血中酸素濃度測定は欠かせなくなっており、腕に装着する以上、これら機能も使いたいところです。やはりForeTrexは、狩猟や軍などの用途として残っているのかもしれません。

ハンディGPSはこのまま終わり?

今でもハンディGPSは手に入りますが、昔からスペックがあまり変わっていません。しかしながら、ハンディGPSって需要がほんとにないものでしょうか。登山でスマートウォッチとスマートフォンだけだと、どうしてもバッテリーの問題が出てきます。特に、スマートフォンは通話機能を担うものであり、非常時のためにバッテリーを多く消化するGPS機能はできるだけセーブしておきたいです。

このように、非常時ほどハンディGPSの需要は高いと思います。そのため、スペックを大きく向上させたハンディGPSって必要なのではと思います。細々とでいいですから、続けて欲しいです。