プロトレック PRT-B50 ~ これがプロトレックのあるべき姿かも

2020年8月25日


出典:カシオ(CASIO) 公式

カシオから、スマートフォンとの連携を重視したプロトレック(ProTrek)「PRT-B50」が出ました。少し前の投稿でAndroid Wearを搭載したスマートウォッチのプロトレック「WSD-F21HR」を紹介しましたが、それとは違ったアプローチの製品です。

スマートフォンに出来ることを省略している

PRT-B50に搭載されているセンサーは、方位、気圧/高度、温度計測、加速度センサーです。電力を大きく消費するGPSは搭載されておらず、液晶パネルも文字を表示するだけに過ぎない省電力パネルです。そのため、充電バッテリーではなく、ボタン電池で駆動します。

これでは昔からあるプロトレックと大して違いがないように見えますが、スマートフォンと連携する仕組みが用意されています。スマートフォンに「PRO TREK Connected」というアプリケーションをインストールすると、PRT-B50側にはない機能がスマートフォンで補完されます。

例えば大事なルートログですが、PRT-B50は高度のみをスマートフォンへ送り、実際のルートログは「PRO TREK Connected」が処理します。ナビゲーションに関しても、スマートフォンから方位と距離が時計側に送られて、方位は秒針、距離は液晶に表示されます。このように、スマートフォンと連携することにより、時計側の負担を軽減しています。

その他、電波時計でなくてもスマートフォンから時刻を補正しますし、気圧高度計は気圧によって高度表示が変わるので、スマートフォンのGPS高度で補正するようにもなっています。

それならスマートフォンだけで十分なのでは?と疑問も湧きますが、私の場合、実際に山へ行くと行動中に見るのはプロトレックだけで、スマートフォンを見ることはほとんどありません。行動中に気になるのは、高度と現在時刻だけです。その場合、すぐに確認できる時計の方が便利です。

スマートウォッチも良いですが、どんなに工夫しても駆動時間に限りがあります。実用上問題ないレベルを実現しているとしても、遭難した場合は電池切れになるのが目に見えています。そういう意味で、PRT-B50はプロトレックの本当の進化の道をたどった製品なのかもしれません。

タフソーラーではない

ガイムさんによる写真ACからの写真

今回、理想的な製品かと思わせたPRT-B50ですが、残念な部分もありました。それは、タフソーラーではないと言うことです。太陽電池が付いたプロトレックは、電池切れの心配がありません。確かに充電式電池も劣化してきますが、私の場合、10年経っても交換が必要にはなっていません。

またボタン電池の交換は、専門の業者に頼まなければなりません。防水時計を自分で分解するのはやめた方が良いでしょう。対してタフソーラーであれば、メンテナンスフリーです。

PRT-B50は針式の時計なのでソーラーが厳しいのかもしれません。今後はデジタルでも良いので、タフソーラーが付いて「PRO TREK Connected」に対応したプロトレックが登場してほしいです。(多分出ると思うけど、価格が高くなりますね)

心拍計は必要ないか

HiCさんによる写真ACからの写真

心拍計測機能は欲しいところですが、GPSと同じく電池食いなので付いていません。しかし、前回の山行で自分の手首を押さえて脈を測りましたが、これで十分なのではと思っちゃいました。確かにデータとして残すのは難しいですが、循環器系に心配のない方でしたら必ずしも必要のない機能かもしれません。

価格を抑えたPRT-B50はプロトレックのあるべき姿かも

created by Rinker
PROTREK(プロトレック)
¥20,910 (2021/03/08 08:57:52時点 Amazon調べ-詳細)

電池式だし、GPSも入ってないし、電波時計でもないし、
でも安くて、2年間充電不要。
スマートフォンがあれば、時間も一情報も大丈夫。
用は、割り切りですね。
さすがカシオ、この割り切りには、大拍手です。

Amazon

PRT-B50は、GPSだけでなく電波時計機能も省略しています。これもスマートフォンと連携することにより省略できています。このような省略化によりPRT-B50の実売価格は2万円台と、プロトレックでは安く抑えられています

先ほども話しましたが、行動中に確認するのは高度と時間程度です。そういう意味でPRT-B50はこれからのプロトレックのある姿を具現化した製品なのかもしれません。個人的にタフソーラーにだけは対応してほしいと思いますが、皆さんも検討されてはいかがでしょうか。