EOS R50 ~ RFマウントのKiss該当機
キヤノンのミラーレス一眼カメラに、EOS R50とEOS R8が加わりました。ついにキヤノンのミラーレス一眼カメラは、RFマウント機に統一されます。今までのEF-Mマウントは終了となるようです。
そして新しく出るEOS R50は、EOS Kiss Mの後継機としての位置付けのようです。Kissの名称はなくなりますが、形状といい、スペックといいEOS Kiss Mと似ていますので後継機と考えて良いでしょう。
それでは、EOS R50を良く見てみましょう。
スペック
EOS R7 | EOS R10 | EOS R50 | |
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撮像素子 | APS-Cサイズ 22.3 x 14.8 mm |
APS-Cサイズ 22.3 x 14.9 mm |
APS-Cサイズ 22.3 x 14.9 mm |
画素数 | 約3250万画素 | 約2420万画素 | 約2420万画素 |
手ぶれ補正 | 〇 | なし | なし |
液晶モニター | 3.0型162万ドット バリアングル | 3.0型104万ドット バリアングル | 3.0型162万ドット バリアングル |
EVF | 236万ドット | 236万ドット | 236万ドット |
測距点 | 651点 | 651点 | 651点 |
シャッター速度 | 1/8000秒 | 1/4000秒 | 1/4000秒 |
連写 | メカニカル15コマ秒/電子30コマ秒 | メカニカル15コマ秒/電子23コマ秒 | メカニカル12コマ秒/電子15コマ秒 |
動画 | 4K 60p (クロップなし) | 4K 60p (クロップ) | 4K 30p |
ISO | 32000 | 32000 | 32000 |
防塵・防滴 | 〇 | ー | ー |
SDカード | 2 | 1 | 1 |
サイズ | 132.0(W) × 90.4(H) × 91.7 (D)mm | 122.5(W) × 87.8(H) × 83.4 (D)mm | 116.3 (W) × 85.5(H) × 68.8 (奥行) mm |
重さ | 612 g (電池とカードを含む) | 429 g (電池とカードを含む) | 376 g (電池とカードを含む) |
内臓ストロボ | ー | 〇 | 〇 |
EOS RFマウント APS-Cシリーズのスペックを並べてみました。EOS R50は、EOS R10以上に入門機としての位置付けです。スペックだけならEOS kiss Mとあまり変わりませんが、AF機能はEOS Rシリーズ譲りで各段の進歩を遂げています。そのため、もしEOS Kiss Mが安く手に入るとしてもEOS R 50を手に入れる方が良いでしょう。レンズの種類も、RFマウントの方がずっと多いです。
また液晶モニタは、EOS R7と同じ解像度です。これは後発の強みでしょう。しかし、機能だけを見るとEOS R50の魅力は小さく感じますが、大きさと重量がとても小さくて、いつも持ち歩きするなら断然EOS R50が良いでしょう。
EOS R10とEOS R50のどちらが良いかですが、カメラ好きの人であれば、EOS R10の方が満足できると思います。特に、動画機能がEOS R10の方が優れています。EOS R10とEOS R50の二つはあまり価格差がないので、ファミリー撮影であればEOS R50が良いでしょうし、SNSやYouTubeに投稿する動画撮影を主体にするならEOS R10が良いのではないでしょうか。
EFマウント時代の終焉
キヤノンの初めてのAF一眼レフ、EOS 620から始まったEFマウントですが、ついに終了の時が来たようです。1987年に手に入れたEOS 620から35年余りが経ちました。今やすっかりスマートフォンのカメラが日常で使われるようになり、カメラ専用機は特別な撮影をする時に使われる立場に戻りました。
考えてみれば、昔もカメラは興味のある人だけが使う機械でした。そして、これからは再びカメラは仕事や趣味に使う人のためになるのでしょう。そろそろミラーレス一眼カメラの性能も頭打ちになりそうです。自分に合ったカメラを長く使う絶好の購入時期が到来したと思いますので、検討されてはいかがでしょうか。