マクロレンズ ~ キットレンズの次に買いたい!
出典:タムロン公式
デジタル一眼カメラを購入する時に、レンズキットで購入する人も多いでしょう。それは、カメラ本体とレンズを別々に購入すると、ただでさえ高価なデジタル一眼カメラが、さらに高くなってしまうからです。
レンズキットで購入すれば、割安で購入できます。そして、下手するとボディ単体で購入する場合と大して金額が変わらない場合もあります。レンズキットに付属するレンズは、ズームレンズでありF値も若干高めですが、十分なクオリティを持っています。
ハイアマチュア以上であれば各種高級レンズが必要ですが、アマチュアであればレンズキットに付属するレンズで十分間に合います。うまく写真が撮れないから他のレンズを購入しようかと考えがちですが、テクニック不足の部分が大きいです。
しかし、キットレンズではどうしても撮るのに難しいのが、接写です。被写体を大きく写してボケを美しくしたい場合は、倍率が大きくて明るいレンズが必要です。そのため、付属レンズの次に購入したいレンズの第一候補として、マクロレンズ(Macro Lens)をおすすめします。
※レンズが付属する商品を「レンズキット」と呼んでいますが、その付属するレンズを「キットレンズ」とここでは呼んでいます。少しややこしいので注意してください。
マクロレンズの概要
マクロレンズについて、もう少し詳しく紹介しましょう。マクロレンズの倍率は、0.5倍から1.0倍です。この倍率の意味ですが、被写体がカメラの撮像素子(センサー)に写る時の大きさを言います。もし1.0倍のマクロレンズであれば、被写体が撮像素子の上に張り付いた状態で映ることになります。
このような高倍率はマクロレンズでないと実現できません。また、マクロレンズは単焦点で明るい場合が多いので、ボケがとても美しいです。花の写真が好きな人であれば、ぜひ持っておきたいレンズです。
焦点距離は、50mm位から100mm前後の製品が多いです。接写が主な場合は50mmくらいの製品が良いですし、外で野花や高山植物、昆虫を撮る場合は90mmくらいで少し離れて撮影できる製品が良いでしょう。
マクロレンズは、一般の同じ焦点距離のレンズと同じ撮影もできます。それならマクロレンズを買った方が1台2役で良いのでは?となりますが、レンズのサイズと重さが大きくなることと、価格が高めなのがネックです。そのため、利点と欠点を考慮してマクロレンズを購入しましょう。
それでは、おすすめ製品を紹介します。
Canon EF-S60mm F2.8マクロ
キヤノン(Canon)のAPS-C一眼レフ用レンズです。焦点距離は60mmで、フルサイズ換算では96mmになり、昆虫撮影でも適度な距離で撮影できます。価格もお手頃で純正レンズでもあることから、初心者におすすめです。
マクロ機能は,予想以上に切れ味がいい。
しかも,低価格で満足。
TAMRON SP90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
フルサイズ一眼カメラをお持ちの方におすすめのレンズです。タムキューの愛称で親しまれてきた定番マクロレンズの最新版です。AF駆動は超音波モーターで、手振れ補正機能も付きました。
防塵・防滴機能もあるため、屋外での使用も安心です。またタムロンの製品なので、各カメラメーカー用に製品化されています。
綺麗に良いボケを作る。満足です。基本は、やはりマニュアルフォーカスでしょう。手振れ抑制はよく効きます。三脚無しでも十分いけます。
マクロレンズを使って別世界の写真を撮ろう
マクロレンズを装着して被写体を覗くと、まるで別世界に迷い込んだような幻想的な絵が目に入ってきます。人間の目では実現できないボケがとても美しいです。花の写真を撮る機会は多いと思いますので、ぜひマクロレンズを手に入れてみてはいかがでしょうか。