キヤノン EOS R7 / R10 登場 ~ ついにAPS-C機がラインナップに!

2022年5月26日

最近は、フルサイズハイアマチュア以上向けのミラーレス一眼カメラばかり注目されていますが、突如、キヤノンからAPS-C機2台が発表されました。

EOS R7
出典:キヤノン 公式

その2台が、EOS R7 / R10です。いや、この番号にAPS-C機が割り当てられるとは思っていませんでした。EOS R7は、名機EOS 7Dの後継を思わせる名前です。また、EOS R10は、EOS R版kissなのでしょうか。

見ていきましょう。

スペック

EOS R7EOS R10のスペックを比較します。

EOS R7 EOS R10
撮像素子 APS-Cサイズ
22.3 x 14.8 mm
APS-Cサイズ
22.3 x 14.9 mm
画素数 約3250万画素 約2420万画素
手ぶれ補正
液晶モニター 3.0型162万ドット バリアングル 3.0型104万ドット バリアングル
EVF 236万ドット 236万ドット
測距点 651点 651点
シャッター速度 1/8000秒 1/4000秒
連写 メカニカル15コマ秒/電子30コマ秒 メカニカル15コマ秒/電子23コマ秒
動画 4K 60p (クロップなし) 4K 60p (クロップ)
ISO 32000 32000
防塵・防滴
SDカード 2 1
サイズ 132.0(W) × 90.4(H) × 91.7 (D)mm 122.5(W) × 87.8(H) × 83.4 (D)mm
重量 612 g (電池とカードを含む) 429 g (電池とカードを含む)
内臓ストロボ

EOS R7は、APS-C機のフラッグシップ的な存在で、EOS 7Dを引き継ぐ、連写や動画性能に優れたミラーレス一眼カメラです。EOS 7Dを愛用してきた鉄道写真家航空写真家動物写真家などの要求に応えるスペックを搭載しています。やはりフルサイズ機は本体が重いだけでなくレンズも重くて撮影が大変ですが、APS-C機であれば、大幅に軽量で撮影ができます。

EOS R10
出典:キヤノン 公式

そしてEOS R10は、ボディ内手振れ補正防塵・防滴を持たない、コンパクト優先のミラーレス一眼カメラです。これら機能を省くことは、低価格にも大きく貢献しています。

このEOS R10、EOS Rシリーズのベーシック機ですが、AF性能が上位機種に準ずる高性能なのでコストパフォーマンスの高さが光ります。

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EOS Kiss Mよりも、ちょっと頑張ってEOS R10を購入する方が、個人的にはおすすめです。価格は、キヤノンオンラインショップを参考にすると、EOS R719万7780円EOS R1012万8480円です(税込み)。

キット用レンズがとても良い!

今回、キットレンズも同時に発表されました。これが、コンパクトで素晴らしく良いです。また、APS-C用レンズですから、フルサイズ換算で丁度良い焦点距離になります。

RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM

APSC1
出典:キヤノン公式

広角から標準までをカバーしたズームレンズです。写真のとおり、とってもコンパクト。45㎜を最大にしたことで、コンパクトに仕上がっています。

価格は、EOS R10とのセットで14万3880円です(税込み)。

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RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM

APSC2
出典:キヤノン公式

広角から望遠までをカバーしたズームレンズです。サイズが大きくなってしまいますが、これ1本で撮影の大部分をカバーできます。

価格は、EOS R7とのセットで24万6180円です(税込み)。

APS-C機のハンドリングの良さを活かそう!

当サイトではカメラの記事を良く扱っていましたが、ここ最近、ハイスペックなミラーレス一眼カメラばかり発売されることにより、取り上げることも少なくなりました。私自身が普通のアマチュアカメラマンなので、最近の機種はオーバースペックだったのです。

しかし、EOS R7R10が発売されて、再び購入対象のカメラが出てきました。私は、自然の中で写真を撮るので、しばしば雨に遭遇します。そんな時、防水でないカメラは、とても気を遣います。やはり、防水・防滴のカメラが欲しいです。そこでEOS R7なら、雨でも安心して使用できそうです。

また、防水でないカメラを使い続けていますが、今まで故障に至ったことはありません。多少、ボディに雨粒が付いた位では故障することはなく、そう神経質にならなくてもアマチュア写真家ならEOS R10で十分だとも言えます。山で使うカメラは小さくて軽いが一番なので、EOS R10が適しています。

今回のEOS R7 / R10は、フルサイズカメラのサブ機としての位置付けだと思いますが、実際に使い始めたらメイン機として使われることも多いのではないでしょうか。やはりカメラって、ハンドリングの良さが一番だと思うからです。

EOS R7R10APS-Cの復活に期待します!。発売日は、EOS R72022年6月下旬EOS R102022年7月下旬です。