FUJIFILM X-S10 ~ 万人向けの中級ミラーレス一眼カメラ

2021年2月19日

FUJIFIRMミラーレス一眼カメラX-S10」は、入門機よりもワンランク上に位置する中級機です。

FUJIFIRMミラーレス一眼カメラは、カメラマニアの関心を集める個性的な印象がありますが、X-S10は、万人向けの使いやすいカメラになっています。

それでは見て行きましょう。

スペック

スペックを、ライバル機のNikon Z 50と比較して表してみました。

Nikon Z 50 FUJIFILM X-S10
撮像素子 APS-C
23.5 × 15.7mm
APS-C
23.5 × 15.6 mm
画素数 2088万画素 約2610万画素
手ぶれ補正 なし センサーシフト方式5軸補正 6.0段
シャッター速度 1/4000秒 (メカニカル) 1/4000秒 (メカニカル)
液晶モニター 3.2インチ (約104万ドット)
チルト
3インチ (約104万ドット)
バリアングル
ファインダー 0.39型 約236万ドット 0.39型 約236万ドット
オートフォーカス方式 位相差AF/コントラストAF TTLコントラストAF / 位相差AF
測距点 209点 117点 (EVF)
動画 4K 30p 4K 30p
ISO 51,200 12,800
防塵・防滴 配慮した設計
サイズ 126.5(W) × 93.5(H) × 60 (D)mm 126.0(W) × 85.1(H) × 65.4 (D)mm
重さ 450 g 465 g

X-S10で目立つ機能としては、手振れ補正です。6.0段という補正は、一般的な値よりも大きいです。それ以外については、無難にまとまっているといった印象です。ライバル機としてNikonZ 50がありますが、ほぼ拮抗した性能と言えるのはないでしょうか。

それでは、X-S10を選ぶ理由として、何があるのでしょうか。2点ほど挙げてみます。

APS-C用レンズが豊富

最近はフルサイズのミラーレス一眼カメラに注目が集まっています。そのため、初心者向けを除くAPS-Cのミラーレス一眼カメラの数は少ない上、APS-C専用レンズはさらに少な目です。まだSONYだとAPS-Cでもそれなりに揃いますが、キヤノンNikonだと、フルサイズに開発資源を集中させているため、数が少ないです。

しかしFUJIFIRMは、ラージフォーマットのGFXシリーズは別として、APS-Cのデジタル一眼カメラを主力に置いています。そのため、APS-C専用レンズが豊富にあります。軽量でコンパクトを優先するのなら、FUJIFIRMのミラーレス一眼カメラに大きなアドバンテージがあるでしょう。

フィルムシミュレーションが付いている

フィルムの色調を再現するフィルムシミュレーションが、X-S10にも付いています。私も昔はプロビアベルビアを使っていたので、フィルムシミュレーションをぜひ使ってみたいです。

フィルムシミュレーションの結果をさらに補正することもできるので、Photoshopなどの画像ソフトが苦手な人にもおすすめです。

FUJIFIRMのミラーレス一眼カメラ入門に最適な一台

手ぶれ補正が載って、FUJIFILMのフィルムシュミレーションがとても秀逸で、撮って出しのクオリティが他のメーカーのカメラでは出せないと思います。3台目のFUJIFILMですが携帯性とコスパで選ぶならば現在最良と思われます。他のメーカーのシーン撮影とかの次元とは異なる次元で美しい写真が撮れます。

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FUJIFIRMミラーレス一眼カメラは個性が強いので、最初はX-S10で無難に入門するのが良いと思います。そのX-S10にもFUJIFIRMならではの機能が搭載されていますから、十分にFUJIFIRMの良さを体験できるでしょう。

X-S10で惜しいと思ったのは防塵・防滴ではなかったことですが、それは上位機種に任せて、FUJIFIRMのカメラを楽しみましょう。