FUJIFILM X-S10 ~ 万人向けの中級ミラーレス一眼カメラ
FUJIFIRMのミラーレス一眼カメラ「X-S10」は、入門機よりもワンランク上に位置する中級機です。
FUJIFIRMのミラーレス一眼カメラは、カメラマニアの関心を集める個性的な印象がありますが、X-S10は、万人向けの使いやすいカメラになっています。
それでは見て行きましょう。
スペック
スペックを、ライバル機のNikon Z 50と比較して表してみました。
Nikon Z 50 | FUJIFILM X-S10 | |
---|---|---|
撮像素子 | APS-C 23.5 × 15.7mm |
APS-C 23.5 × 15.6 mm |
画素数 | 2088万画素 | 約2610万画素 |
手ぶれ補正 | なし | センサーシフト方式5軸補正 6.0段 |
シャッター速度 | 1/4000秒 (メカニカル) | 1/4000秒 (メカニカル) |
液晶モニター | 3.2インチ (約104万ドット) チルト |
3インチ (約104万ドット) バリアングル |
ファインダー | 0.39型 約236万ドット | 0.39型 約236万ドット |
オートフォーカス方式 | 位相差AF/コントラストAF | TTLコントラストAF / 位相差AF |
測距点 | 209点 | 117点 (EVF) |
動画 | 4K 30p | 4K 30p |
ISO | 51,200 | 12,800 |
防塵・防滴 | 配慮した設計 | – |
サイズ | 126.5(W) × 93.5(H) × 60 (D)mm | 126.0(W) × 85.1(H) × 65.4 (D)mm |
重さ | 450 g | 465 g |
X-S10で目立つ機能としては、手振れ補正です。6.0段という補正は、一般的な値よりも大きいです。それ以外については、無難にまとまっているといった印象です。ライバル機としてNikonのZ 50がありますが、ほぼ拮抗した性能と言えるのはないでしょうか。
それでは、X-S10を選ぶ理由として、何があるのでしょうか。2点ほど挙げてみます。
APS-C用レンズが豊富
最近はフルサイズのミラーレス一眼カメラに注目が集まっています。そのため、初心者向けを除くAPS-Cのミラーレス一眼カメラの数は少ない上、APS-C専用レンズはさらに少な目です。まだSONYだとAPS-Cでもそれなりに揃いますが、キヤノンやNikonだと、フルサイズに開発資源を集中させているため、数が少ないです。
しかしFUJIFIRMは、ラージフォーマットのGFXシリーズは別として、APS-Cのデジタル一眼カメラを主力に置いています。そのため、APS-C専用レンズが豊富にあります。軽量でコンパクトを優先するのなら、FUJIFIRMのミラーレス一眼カメラに大きなアドバンテージがあるでしょう。
フィルムシミュレーションが付いている
フィルムの色調を再現するフィルムシミュレーションが、X-S10にも付いています。私も昔はプロビアやベルビアを使っていたので、フィルムシミュレーションをぜひ使ってみたいです。
フィルムシミュレーションの結果をさらに補正することもできるので、Photoshopなどの画像ソフトが苦手な人にもおすすめです。
FUJIFIRMのミラーレス一眼カメラ入門に最適な一台
手ぶれ補正が載って、FUJIFILMのフィルムシュミレーションがとても秀逸で、撮って出しのクオリティが他のメーカーのカメラでは出せないと思います。3台目のFUJIFILMですが携帯性とコスパで選ぶならば現在最良と思われます。他のメーカーのシーン撮影とかの次元とは異なる次元で美しい写真が撮れます。
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FUJIFIRMのミラーレス一眼カメラは個性が強いので、最初はX-S10で無難に入門するのが良いと思います。そのX-S10にもFUJIFIRMならではの機能が搭載されていますから、十分にFUJIFIRMの良さを体験できるでしょう。
X-S10で惜しいと思ったのは防塵・防滴ではなかったことですが、それは上位機種に任せて、FUJIFIRMのカメラを楽しみましょう。