PowerShot Zoom 登場 ~ 手のひらに400mm !
以前、「Multi functionale Telephoto Camera」として紹介したデジタルスコープが、正式な製品として登場しました。製品名は「PowerShot Zoom」です。基本的に望遠専用カメラで、焦点距離100、400、800mm(デジタル)を切り替えて使います。ズームがシームレスではないですけど、その分コンパクト軽量な製品になっています。
ちょっと前にMakuakeで限定販売が行われて、あっという間に売れきれました。これから正式販売(2020年11月30日)されますが、大人気となりそうな気配です。
※2021年12月に「Black Edition」が登場します。オリジナルネックストラップが付くそうです。
スペック
PowerShot Zoomのスペックを以下に示します。
撮像素子 | 1/3型 CMOS |
画素数 | 約1210万画素 |
手ぶれ補正 | 光学手振れ補正(IS) |
液晶モニター | なし |
EVF | 0.39型 236万ドット |
動画 | フルHD 30fps |
サイズ | 約33.4 × 約50.8 × 約103.2 mm |
重さ | 145 g SDカード込み |
スペックを見て、割り切り方が絶妙だなと思いました。EVFが236万画素もあり、手振れ補正も付いて、覗いた時の映像が快適です。対して、撮像素子はコンパクトカメラとしても小さいものですし、液晶モニターもスマートフォンを代用することで省いています。この英断により重量はわずか145gしかありません。
PowerShot Zoomは従来のカメラの概念を覆した製品ですから、単なるスペック比較は意味がありません。それでも私個人の印象として、動画機能が思いのほか優秀なところが気に入りました。
スポーツ観戦や動物鑑賞に大活躍しそうです!
出典:キヤノン 公式
これまでカメラを紹介してきて、「これなら日常いつでも持ち運びできます」という製品を紹介してきましたが、やっぱり億劫になって持ち運ばないことも多いのが現実です。しかしPowerShot Zoomなら本当にいつでも持ち運べそうです。
私個人としては、ナキウサギや鳥の撮影に活躍できるのではと期待しています。確かにデジタル一眼カメラのようなクオリティは期待できませんが、ブログに載せたり個人的に楽しむだけであれば、十分ではないかと思います。
そして、2021年に東京オリンピックが開催されます。そこにPowerShot Zoomを使う観客がたくさん出現しそうです。ARを駆使した映像よりも、自分が見たい映像をPowerShot Zoomで楽しんでみてはいかがでしょうか。