Garmin eTrex32x eTrex22x 登場 ~ 新型eTrexはスティック型です
eTrexの基本機能
Garmin eTrexシリーズには、「eTrex」と「eTrex Touch」の製品体系があります。本来ならeTrex Touchシリーズに集約されそうですが、タッチパネルを手袋で操作できないことや(※)、電池持続時間が短いといった欠点もあるため、eTrexにも新製品が出たのでしょう。eTrexシリーズの方は、液晶の上にあるスティックで操作できます。アウトドアフィールドで確実な操作をしたい場合は、eTrexシリーズの方が良いでしょう。
基本的なスペックは以下のとおりです。
- 2.2インチ半透過液晶(240 x 320ドット)
- 内蔵メモリ 8GB (microSD使用可)
- 交換するだけで済む単三乾電池2本を使用
- 稼働時間は25時間の長時間動作
- ウェイポイントは2,000ポイントまで
- ルートは200まで
- トラックログは10,000ポイントまで
- 日本詳細地形図2500/25000付き
前機種の「eTrex 30x / 20x」と変わった点ですが、内部メモリが8GBと倍になりました。それ以外は基本的に変わっていません。確かにGPS装置として完成しているので改良する部分が少ないと思いますが、USBケーブルをType Cにするなど、現在の主流に合わせて欲しかった気もします。
eTrexは、スペックよりも実際の使いやすさが優れています。手に収まる小ささのため片手で操作できますし、ザックの天蓋に入れても容積を取りません。過酷な使用ではない山行に絶好のハンディGPSだと思います。
※Garminのタッチパネル機種の中には静電容量方式であっても手袋操作ができる機種がありますが、「eTrex Touch」はできないようです。
eTrex 32x
出典:Garmin 公式
eTrex 32xには、気圧高度計と3軸コンパスが付いています。正確な高度と、停止時の方角確認を求めるなら、eTrex 32xを購入しましょう。
eTrex 22x
出典:Garmin 公式
eTrex 22xには、eTrex 32xに付く気圧高度計と3軸コンパスがありません。しかし、気圧高度計は気圧センサー付き腕時計で代用することもできますし、コンパスもスマートフォンに付くので、安く済ませたい場合はeTrex 22xが良いでしょう。
価格が落ち着くまでは、旧機種を選ぶのも良いでしょう!
今回も、英語版機種よりずっと高い価格設定でした。日本語の地図が入っていて修理も安心なのは分かりますが、もう少し安くても良いのではと思いました。
そのため、価格が落ち着いている前機種を選ぶのもありでしょう。確かにeTrex 32x / 22xは、前機種よりも処理速度が向上しているようだという非公表な点もあります。しかし、前機種でも実用上は問題なさそうです。この辺は、今後の様子を見て判断したいと思います。
英語版eTrexを購入して地図は自分で用意するのもおすすめ!
これはパソコン関係に詳しい人以外はおすすめできませんが、英語版eTrexを購入して、OpenStreetMapの地図を載せるという方法もあります。何しろ英語版eTrexの価格は、日本語版よりずっと安いです。この辺は、kunimiyasoftオフィシャルサイトで良く取り上げています。よろしければどうぞ。