小型石油ファンヒーター ~ 3メーカー製品をご紹介[2023年度]

2021年11月18日

暖房のない小部屋を温めるのに最適なのが、石油ファンヒーターです。他の候補として電気ストーブがありますが、どうしても局所的になるのと、電気代がとても高くなります。2021年末の現在、灯油価格が高騰していますが、それでも暖かさコストパフォーマンスを考えると石油ファンヒーターが適しているでしょう。

そんな石油ファンヒーターですが、メーカーは少なくなり、4社ほどになりました。そこで今回は、3メーカーの代表的な小型石油ファンヒーターをご紹介します。それぞれ特徴がありますから、自分に合った製品を選ぶと良いでしょう。

※今回の記事は、長年、石油ファンヒーターを使ってきた私の個人的な感想が多く含まれます。あくまでも、個人的な一意見として、検討に加えて頂ければさいわいです。

ダイニチ 石油ファンヒーター

小型の石油ファンヒーターでトップのシェアを誇るのが、ダイニチ石油ファンヒーターです。ダイニチ石油ファンヒーターは点火するまでの時間が短くて、すぐに部屋を暖めることができます。

しかしながら、私がダイニチ石油ファンヒーターを使ってみての感想は、保証期間内は問題ありませんが、それを超えると少しずつ点火エラーが起きるようになり、そのうち頻繁に起きるようになって修理が必要になりました。これは、部屋の空気に含まれる不純物が燃焼部に焼き付いて、センサーなどに悪影響を及ぼしているようです。

特にスプレーにシリコンが含まれていると、焼き付き問題が起きるとネット上では見受けられます。そのため、石油ファンヒーターは、空気の汚れのない場所で運用すると良いでしょう。

コロナ 石油ファンヒーター

石油ストーブ大手のコロナ石油ファンヒーターは、使い勝手の良さが光ります。点火速度はダイニチよりも遅いですが、予めヒーターで予熱しておくことで瞬時に点火ができます。そして、コロナ製品であるという安心感が大きいです。

無難な石油ファンヒーターが欲しい場合は、コロナが良いでしょう。今、使用しているコロナ石油ファンヒーター(1Fで使用)は、3年目で今のところ不具合はありません。(投稿時点)

トヨトミ 石油ファンヒーター

トヨトミ石油ファンヒーターは、上記2社よりもシェアは低いようで、私の街でもあまり見かけなくなりました。トヨトミ製品は、比較的大きな石油ファンヒーターか、外に排気する大型ストーブが主力です。

しかし、実は私はトヨトミ石油ファンヒーターを使っていました(2F自室で使用)。石油ファンヒーターは消耗品で、点火エラーが起きるようになったら換えてきたのですが、トヨトミ石油ファンヒーターに換えてから10年近く経ちましたが、まだ故障していません。(ついに壊れました。異常燃焼が起きて緊急消化しました)

これは、ポット式というシンプルな燃焼方式を採用していることが大きいようです。これにより、前年の古い灯油を使っても良いなど、不純物に強い特徴があります。(燃料を噴射するノズルがなく、不純物をポット上で燃やしきれる特徴があります)

反面、点火までの時間はとても長いです。より、速暖よりも耐久性を重視する場合は、トヨトミ石油ファンヒーターが良いでしょう。

ポータブル電源で使える?

ポータブル電源で使える?ですが、私の使っている石油ファンヒーターでは、点火時に350W程度、点火後に12W程度の電力が必要です。しかし、一時的に1,000Wの電力が必要なため、私の持っている700Wのポータブル電源では点火できませんでした。

そのため、1,000Wクラスのポータブル電源が必要だと思います。点火後の使用電力は小さいので、点火さえできるポータブル電源であれば、十分に石油ファンヒーターを運用できそうです。スペックを確認して、ポータブル電源を用意すると良いでしょう。

冬は石油ファンヒーターを使って暖かく過ごそう!

この記事を書いている2021年末は、灯油価格が過去最高レベルで高いです。そのため、暖房を節約することが多くなると思います。しかし、風邪を引いてしまっては節約した以上に病院代が掛かりますし、新型コロナにかかったら、長期の安静を余儀なくされてしまいます。

寒いと体の抵抗力が低下します。やはり部屋を暖かくして快適に過ごす方がいいのではないでしょうか。その時に石油ファンヒーターで、部屋全体を暖めることをおすすめします。