SONY α7C ~ フルサイズのコンパクトなミラーレス一眼カメラ
出典:SONY 公式
フルサイズミラーレス一眼カメラの代表格であるα7シリーズに、コンパクトを優先したα7Cが登場しました。α7でありながら外見がα6000シリーズに似ていますが、撮像素子がAPS-Cではなくフルサイズを採用した高級機です。
2020年10月23日発売ですが、その前に調べてみました。(投稿は発売日前です)
スペック
α7Cはα7IIIとほぼ同スペックとのことですが、サイズ的に似ているα6600と比較してみます。
α6600 | α7C | |
---|---|---|
撮像素子 | APS-Cサイズ 23.5 x 15.6 mm | 35mmフルサイズ 35.6 x 23.8 mm |
画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 |
手ぶれ補正 | 5段 (5軸) | 5段 (5軸) |
液晶モニター | 3.0型 92万画素 | 3.0型 92万画素 |
EVF | 236万ドット | 236万ドット |
測距点 | 425点(位相差検出方式) | 693点 (位相差検出方式) |
動画 | 4K 30p | 4K/30p |
ISO | 32000 | 51200 |
サイズ | 120.0(W) × 66.9(H) × 69.3 (D)mm | 124.0(W) × 71.1(H) × 53.5 (D)mm |
重さ | 503 g (電池とカードを含む) | 509 g (電池とカードを含む) |
撮像素子のサイズ以外は、スペック的にα6600とα7Cそれほど差がありません。となると、α6600に5万円ほど足すとα7Cが購入できる(投稿時点)ので、α7Cを買う方が良いと私は感じました。
高山植物を写すのに適したレンズは?
コンパクトなα7Cは高山植物を写す時に使ってみたいですが、レンズはどれを選べば良いでしょう?せっかくコンパクトな筐体なのですから、レンズもコンパクトであって欲しいですね。
マクロレンズでは、SEL90M28Gという90mmF2.8の素晴らしいレンズがありますが、価格が高いですし、何しろ大きくて重いです。また、SIGMAの「70mm F2.8 DG MACRO」は、価格はお求めやすいのですが、重量があります。
そこで、SEL50M28が一番良いと思いました。焦点距離50mmなのが山では少し足りないですが、価格もほどほどで、重量が236gで軽量なところがα7Cには適していそうです。
シンプルな50mm単焦点マクロレンズ。
手元でフォーカス範囲の調整もできオートフォーカス、マニュアルフォーカスの切り替えもできる。
必要な機能がついた入門用レンズです。
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フルサイズでも常時持ち歩きたいカメラ
出典:SONY 公式
登山でクオリティーの高い写真を撮りたい人に、α7Cはおすすめの一台として加わりました。当サイトでは、オリンパスの「OM-D E-M5」を登山のおすすめの一台として紹介してきましたが、それに拮抗するおすすめカメラです。
選び方としては、α7Cはフルサイズ機なので画質優先の場合に選ぶと良いでしょう。対して「OM-D E-M5」は、コンパクトと軽量で勝ります。たとえカメラ本体の大きさに差が小さくても、マイクロフォーサーズの「OM-D E-M5」はレンズもコンパクトで軽量です。特に望遠を使いたい場合には、大きな差になるでしょう。
また登山では防塵・防滴が重要なポイントですが、α7Cは「考慮した設計」であり、「OM-D E-M5」ほどの防塵・防滴・耐低温は期待できないようです。私的には、通常の登山者レベルであれば、防塵・防滴に対応していなくても困ることが少ないと思いますが、悪天候を考慮するならば、防塵・防滴に優れた機種を選ぶ方が良いでしょう。
α7Cは普段使いにも軽量・コンパクトな点で優れています。他のα7を常に持ち歩くのはたいへんですが、α7Cではそれほど苦にもならないのではないでしょうか。
また、ハイアマチュア以上の人にはサブ機として絶好のカメラと言えそうです。今後のα7Cの動向に注目です。
写真のようなボケ感のある動画撮影が可能で、オートフォーカスの性能の良さに驚いています。
大変満足です。
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