Nikon Z50 ~ ワンランク上の入門用ミラーレス一眼カメラ

2020年6月11日

出典:Nikon 公式

好評を得ているミラーレス一眼カメラの「Z6、Z7」ですが、価格から言ってハイアマチュアやプロを対象としているため、販売台数が稼げる製品ではありません。

そこで、満を持して「Z 50」が登場しました。撮像素子がAPS-Cサイズになり、初心者もターゲットにしていますが、Nikonならではの妥協がない一ランク上の製品になっています。

スペック

Z 50のスペックを、ライバル製品の「SONY α6400」と比較してみました

 Nikon Z 50SONY α6400
撮像素子DXフォーマット(APS-C)
23.5×15.7mm
APS-C
23.5 x 15.6mm
画素数2088万画素2420万画素
手ぶれ補正
液晶モニター3.2型 104万画素3.0型 104万画素
EVF236万ドット236万画素
測距点209点425点
動画4K 30p4K 30p
ISO5120032000
サイズ126.5(W) × 93.5(H) × 60(D)mm120.0(W) × 66.9(H) × 59.7(D)mm
重さ450 g (電池とカードを含む)403 g

Z 50は、上のスペック以外にも、マグネシウム合金ボディの採用と大きなグリップによるカメラとしての取り扱いの良さが評価できます。

EOS Kiss M」や「OM-D E-M10」などの入門機よりも、一クラス上のミラーレス一眼カメラです。欲を言えば、防塵・防滴に対応していることや手ぶれ補正があれば理想的ですが、今後のバージョンアップに期待しましょう。

レンズについて

出典:Nikon 公式

Z 50は、Nikonのミラーレス一眼カメラ用マウントであるZマウントを搭載しています。そのZマウント対応のレンズですが、数が少ないですし、APS-C用のレンズになるとZ50用のキットレンズくらいしかありません。フルサイズ用のZマウントレンズは、Z 50本体と同等かそれ以上の価格がしますので不釣り合いです。ここは、価格が安い単焦点のAPS-Cサイズ向けZマウントレンズが出て欲しいですね。

当分は、キットレンズとマウントアダプターでAPS-Cサイズ用Fマウントレンズを使うことになるでしょう。

カメラ初心者で長く使いたい場合におすすめ

Z 50は、カメラを特に趣味にしているわけではないけれど、生涯通して使って行きたい人に良いカメラだと思います。ボディが金属であれば、長期間の使用にも安心です。これからもデジタルカメラは進化するとは思いますが、現状で必要十分な性能を持っています。要求されるのは撮影テクニックであり、そちらを磨く方が良い写真が撮れるでしょう。

Z 50を生涯の友として使ってみてはいかがでしょうか。

開封後、まずびっくりしたのが軽さ。作りがしっかりしているのに、想像以上に軽量で驚いた。
バッテリーはZ50と同時に発売された新しい型番だが、これを入れても軽い!これは持ち歩いて出歩く事が多くなりそう。

次にグリップ。これも想像以上に良かった。
最近は小型化・軽量化で、ミラーレスはお飾り程度のグリップのカメラが多いが、Z50のグリップはかなりしっかりしている。
男性でもよほど大きな手でない限り、ホールド感が保てるだろう。上記の通りカメラ自体も軽いが、この持ちやすいグリップで更に軽く感じる。

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姉妹機のZ fcが出ました

2021年になって、姉妹機のZ fcが出ました。レトロスタイルで人気が出ています。