カシオ PRG-330-2JF ~ 高度と方位計測にタフソーラーが付いたベーシックプロトレック

2020年4月28日

出典:CASIO(カシオ) 公式

登山などアウトドア用途で活躍するプロトレック(ProTrek)。高度計測など機能が豊富で、アウトドアシーンにおいて人気を得てきました。最近はスマートウォッチの登場により機能的な優位性は少なくなりましたが、バッテリー切れの心配が少なく、過酷な使用に耐える信頼性により、今も十分魅力的な製品です。

私が登山を始めた時にはプロトレックは存在せず、その年に初めて気圧高度計が付いたCASIOの腕時計が登場しました。登山中の目安で、高度は一番重要な情報です。獲得標高ごとに休憩を取ったり、山頂まであと何百メートルなど、高度情報は欠かせないと言って良いでしょう。私にとって、高度計付き腕時計は手放せないものになりました。

そしてプロトレックが登場し、高度計付き腕時計は一般的なものになりました。じきにソーラー対応になり、次に電波時計となって、今はスマートウォッチのタイプも発売されています。

でもプロトレックは、少し値段が高いことがネックでした。お求めやすい1万円台の製品は、高度計が付いていないなど制約されていたのです。しかし、今は1万円台のベーシック機に、高度計と方位センサーが付いています。

PRG-330-2JF

プロトレックのベーシック機「PRG-330-2JF」です。高度計と方位計が付くだけでなく、タフソーラーまで付いています。さすがに電波時計ではありませんが、時計の時刻補正なんて、1年に1回くらいで十分でしょう。何と言っても1万円台で高度計が付いているのですから、お買い得です。

また「PRG-330」シリーズは、デザインがすっきりしてコンパクトなことが個人的に好印象です。ナビゲーションやログなどはスマートフォンに任せて、高度を確認する時にはプロトレックと、役割分担をしてはいかがでしょうか。

個人的には、「PRG-330-7JF ホワイト」がベストです。でも、白は汚れのことを考えると手を出しにくいです。普段用として割り切って使うと良いでしょう。

プロトレックを持とう!

昨今は、100年に1度というような災害が良く起こるようになりました。自分が遭遇する可能性は少ないですが、万が一遭遇してライフラインが止まった時に、メンテナンスフリーで動き続ける時計があると大助かりです。そのような時のために、長年の技術を蓄積して信頼性の高いプロトレックを、一つ持っておいてはいかがでしょうか。