PROTREK HIKER LINE PRJ-B001登場!

出典:Amazon

最近はマイナーチェンジが多かったPROTREKに、新しいシリーズが加わりました。それが、HIKER LINEシリーズ PRJ-B001で、PROTREKの中で最も軽量でポップでライトな使い方ができます。

そして、何といっても良いのが、スマートフォンとの連携ができることです。これにより、電波時計でなくとも時刻が補正されますし、ボタンを押すことでスマートフォン側のアプリに行動記録として残せます。例えば、釣りをしていて魚が釣れた時に押せば、どのポイントで釣れたのが一目瞭然でしょう(写真と組み合わせないと、区別できなくなりそうですが)。

以前、スマートフォンと連携できるPRT-B50シリーズを取り上げましたが、記事内でソーラー対応していないのが惜しいと記述しました。今回、PRJ-B001ではタフソーラーが搭載されました。この点は、評価高いです。電池交換や充電は、個人的に絶対したくありませんから。

しかしながら、気圧センサー、温度センサー、磁気センサーが搭載されていません。そして、スマートフォンから高度をフィードバックする機能はないみたいです。これは、ちょっと痛いです。それは、プロトレックって高度を知るために買ってきた製品だからです。せめてGPS高度でいいから、高度表示機能が欲しかったです。

私はメインサイトでM5StickCを使ったプログラムを公開していますが、ENV Hatを装着すれば気圧と温度を測れますし、Wi-Fiを使ってスマートフォンのセンサーの値を取得できます。実際、高度の確認のため、自作のプログラムをセットしたM5StickCを腕に付けて持っていくことがあります。このように、決して難しい技術ではないはずです。

さらに、今回の製品では、アナログ針と独自仕様の液晶が使われています。これって、コストがかかると思うんです。もう、円形液晶パネルを採用してコストダウンできないでしょうか。例えば、GC9A01Aドライバで動く円形液晶パネルは、1,000~2,000円程度で売られています。それを制御するのにESP32やRP2040を使えば、格安のフルグラフィック時計が作れます。これに、PROTREKの耐久性を加えることはできないのでしょうか。

※電源の問題で、これらの対応は難しいのかもしれません。

登山用はClimber Lineシリーズになりますが、こちらにはBluetoothがないのです。何かチグハグだと思いませんか。

こんなところで書いても誰も見ないと思いますが、保守的ではなく、攻めたPROTREKが出てきて欲しいと思いました。今後に期待します。