OM-5 登場 ~ OM-D E-M5が新しくなりました
![](https://kunimiyasoft-itemcentre.xyz/wp-content/uploads/2022/10/OM-5_SLV_Front.jpg)
オリンパスのカメラ事業がOM Digital Solutionに移行されて、OM-D E-M5も新しくなりました。名前は「OM-5」となりました。外見上は「OLYMPUS」の文字が「OM SYSTEM」に変わったくらいしか変化がありませんが、他に変わったところがあるのでしょうか。
スペック
OM-5 | OM-D E-M5 Mark III | |
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撮像素子 | マイクロフォーサーズ 17.4 × 13.0 mm |
マイクロフォーサーズ 17.4 × 13.0 mm |
画素数 | 約 2037万画素 | 約 2037万画素 |
手ぶれ補正 | 6.5段 | 5.5段 |
液晶モニター | 3.0型 104万画素 | 3.0型 104万画素 |
EVF | 236万ドット | 236万ドット |
測距点 | 121点 クロスタイプ位相差AF | 121点 クロスタイプ位相差AF |
動画 | 4K 30p C4K 24p/IPB | 4K 30p C4K 24p/IPB |
ISO | 6400(auto) 25600(マニュアル) | 6400(auto) 25600(マニュアル) |
サイズ | 125.3(W) × 85.2(H) × 49.7 (D)mm | 125.3(W) × 85.2(H) × 49.7 (D)mm |
重さ | 414 g (電池とカードを含む) | 414 g (電池とカードを含む) |
スペック的にも、手振れ補正が6.5段に向上したくらいしか変わりがありません。画像処理エンジンなども向上しているようですが、特筆するほどではないようです。
また、AFに星空撮影が加わりました。これは需要がありそうです。しかし、価格帯から考えれば鳥の瞳AFができるほどのAFが搭載されて良いと思いますが、前機との変化は小さいようです。
そして、静止画や動画機能に関してもあまり変化がなく、縦位置動画が撮影できるくらいが目にするところです。
このように、OM-5はOM-D E-M5がOM Digital Solutionに移管されたことへの対応の意味合いが強そうです。それはそうで良いのですが、USBがMicro Bタイプのままなのは、少し変化しなさすぎの感じがします。
防塵防滴と極低温に強い
![](https://kunimiyasoft-itemcentre.xyz/wp-content/uploads/2022/10/img001.jpg)
OM-5の最大の武器は、マイクロフォーサーズのコンパクトさと防塵防滴で極低温(-10度)にも耐える強靭さです。これらを考慮して登山における最強レベルのカメラと今まで紹介してきました。
ライバルにEOS R7がありますが、R7は重量が612gあります。そしてレンズの事を考えれば、OM-5の軽量さがさらに際立ちます。最新のAF機能を要求しないのなら、OM-5はとても優れた登山向けカメラでしょう。
MK II / MK IIIユーザーは次を待つ方が良さそう
今回のOM-5は、スペック的にはOM-D E-M5のマイナーチェンジでした。そのため、OM-D E-M5 mkII/III ユーザーは、特に買い替える必要がないかなと思います。対して、これまで登山などでカメラが重くて苦痛だった人には、OM-5がおすすめの一台と言えるでしょう。
個人的にはOM-1相当のAFが欲しかったです。今後に期待しましょう。