ベルボンが事業をハクバ写真産業へ譲渡

2020年8月6日

出典:ベルボン 公式

寝耳に水のニュースですが、三脚メーカーの大手「ベルボン」が、事業のすべてをハクバ写真産業へ譲渡するとのことです。そして、ベルボンは事業を終了します。既にサポートは、2020年8月3日からハクバ写真産業のサポートに変わっています。

日本の三脚メーカーとして、SLIK(ケンコー・トキナー)と双璧を成すベルボンが事業を終了するとは思ってもいませんでした。ここにもカメラ産業縮小の影響があったのですね。しかも最近は、中国メーカーの三脚が人気を得ていることも影響したと思います。

譲渡先がハクバ写真産業で、事業は継続されるようなのでちょっと安心ですが、革新的な三脚の登場は少なくなるかもしれません。

そんなベルボンの私が持つ三脚のイメージは、コンパクトなのに質実剛健なところです。代表的な三脚を、今一度ピックアップしてみましょう。

ULTREK UT-43D II

ベルボンの定番三脚といえば「ULTREK」です。ULTREKには、 脚径が24mmの「UT-4x」(xには数字が入る)、27mmの「UT-5x」、30mmの「UT-6x」があります。脚を収縮した状態では非常にコンパクトですが、伸ばすと思った以上に長くなります。

そして、製品の特長である「ウルトラロック」は、脚先端をひねって脚を緩めて、長さを調節したのち逆にひねると全段が固定される簡単な仕組みです。

頑丈な割に軽くてコンパクトなところから、旅行やアウトドアでの使用に優れています。

PENTAXのK70+ズームレンズで野外天体撮影するためと、登山用に使っています。
収納時はかなり小さくなり、リュックに収めても邪魔になりません。
山はもちろん、星空撮影も撮影スポットを求めて歩き回るので、軽いのはとてもありがたいです。
1kg以上あるカメラを上に傾けるとけっこう過重かかりますが、太さ24mmでもしっかりしています。

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ULTRA SELFIE

三脚を登山などに持って行くのは、重いし邪魔です。そこで、一脚を持って行くのも一つの手です。一脚は軽量なだけでなく、ザックのサイドに付ければ邪魔になりません。そして一脚は、自撮り棒としてや、ハンドルグリップとして利用できるので便利です。

私も一脚を愛用していましたが、落として以来しばらく使っていません。でもスマートフォンで撮る動画がジンバルなしでも十分きれいなので、再び一脚を持とうと考えています。

ベルボン製三脚などでお馴染みの、ウルトラロックで伸縮させる、自撮り棒です。
ウルトラロックは、慣れればスピーディに、必要な長さに固定出来ます。
個人的には、とても好きなシステムです。
こちらの自撮り棒ですが、とても軽く、収納時のサイズもコンパクトです。
長さは500mlペットボトルくらい、太さはそれよりも細いので、持ち運びも楽です。

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ハクバになっても続いて欲しい

出典:ベルボン 公式

ベルボンの譲渡先がハクバ写真産業なので、少し安心です。これからハクバブランドになっても画期的な三脚を世に送り出して欲しいです。