軽トラック ~ キャンプやアウトドアスポーツに活用しよう!

2023年1月8日

軽トラックというと、農作業用というイメージが強いですが、最近はキャンプアウトドアスポーツに活用する人が増えてきており、いろいろな使い方がされています。

そんな軽トラックについてご紹介します。

1.軽トラックの仕様

スズキ キャリイの場合

軽トラックの仕様について、ご紹介します。

サイズ

軽トラックは、当然ですが軽規格内で作られています。軽規格は、長さ3.4m以下幅1.48m以下高さ2m以下という制限があります。軽トラックは、その限られた中でも長さが不足しがちで、運転席の長さを犠牲にして荷台を広げています。そのため、運転席の座席は簡素で、リクライニングしません。

このような運転席の制限のため、長距離の移動には向きません。しかしながら、もう少し運転席を快適にして欲しいという要望から、運転席の後ろに余裕を持たせた車種もあります。後ろに余裕があることで、座席がリクライニングします。椅子も乗用車と同じスタイルです。

その分、荷台が狭くなってしまいますが、工夫により長さを確保しています。

エンジン

2023年1月現在、軽トラックエンジン自然吸気モデルのみになっています。より、馬力不足が目立ちますが、高速道路を走らない限り、そう問題はないでしょう。

ところが、農作業以外の使われ方が増えてきたことにより、高速道路を走る機会が増えています。よって、ターボモデルの要望が高まっていますが、ニッチなジャンルだけに難しいでしょうか。

前タイヤが座席の下

軽トラック前タイヤは、座席の下にあります。これはフルキャブと呼ばれます。

以前は軽ワンボックスと同じく、座席の足元にタイヤがあるセミキャブの車種がありました。しかし、ホイールベースが長くなることで小回りが利かなくなることや、足元が狭くなるなどの理由で、現行車種にはありません

また、セミキャブの方が衝突安全性能にも有利なのですが、特に小回りが利かないことが不評に繋がるようです。農道を走るだけであれば、安全性能を多少犠牲にすることもありだとは思いますが、農道でもスピードが出せるので、セミキャブタイプもあって欲しいです。

2.軽トラックのメーカー

2023年1月現在、軽トラックメーカーダイハツスズキしかありません。

ダイハツ

ハイゼット トラック ジャンボ

ダイハツは、ハイゼットトラックを販売しています。その中で座席後方部分が広いタイプは、ジャンボという名称が付いています。

以前は快適装備があまり付いていませんでしたが、スマートアシストスタートボタン電動ミラーなど、乗用車並みの装備が付くようになりました(グレードにより違いが出る)。

MTでもスマートアシストが付くグレードがあります。衝突回避支援機能は今や不可欠ですが、MTだと付いていない場合が多くありました。ぜひ、MTでもスマートアシスト付きグレードを選びましょう

スズキ

スズキは、キャリイを販売しています。その中で座席後方部分が広いタイプは、スーパーキャリイの名称が付いています。

こちらも快適装備が付いたグレードが増えましたが、装備を必要最低限に抑えたグレードが752,400円(投稿時)という格安で販売されています。軽本来の存在価値を考えさせてくれます。

3.荷台の活用

軽トラックの最大の特徴は、荷台を自由に使えることでしょう。ここでは、キャンプアウトドア用途での荷台の活用をご紹介します。

キャリアを付ける

出典:Amazon

荷台をそのまま使うと、荷物が乱雑に置かれて整理しづらいですし、高さを利用できないので荷物があまり載せられません。そのため、キャリアを付けて3次元に荷物を置けるようにすると使い勝手が大幅に良くなります。

キャリアには、車体に加工が必要なものと、必要がないものがあります。どちらも一長一短ですし、デザインの好みで選ぶのも良いでしょう。

キャリア木材などで覆ったりすれば、キャンピングシェルにできます。加工例はたくさんあるので、参考にすると良いでしょう。

幌を付ける

を付ければ、濡れずに済む荷台として活用できます。そして、仕事用の以外に、キャンプ用途を目的としたが発売されています。これを利用すれば、すぐに荷台で車中泊が出来ます。

とにかくオプションが豊富です。自分好みのキャンパーにしましょう!

シェルを載せる

DIYがあまり得意ではないという人は、荷台に載せるシェルを購入すると良いでしょう。軽トラックに載せるシェルを販売するメーカーは数多くあります。中には、冷暖房、水回りも付いているシェルがあり、即キャンピングカーに生まれ変わります。

シンプルシェルもあり、購入後自分好みにDIYするのも楽しいです。

また、シェルを作ってしまう人もいます。これら作り方は、YouTubeにたくさんあります。丸ノコなど加工器具を持っている人は挑戦してみてはいかがでしょうか。

4.軽トラックの用途は無限大!

電気自動車の時代がやってきて、車を自分でいじることが難しくなりそうです。そのような中で軽トラックは、自由な加工ができる最後の乗り物になるかもしれません。そして、電気自動車の時代になっても、エンジンからモーターに代わるだけで、加工が存続できると思います。

私も、最後の車は軽トラックと考えています(もしくは、軽キャンピングカー)。その購入の日まで、この記事をリライトしていきます。ぜひ、みなさんも参考になさってください。